
貿易の自由化を目指したGATTとその役割
- GATTとは
GATTは、「関税と貿易に関する一般協定」の日本語訳で、英語の"General Agreement on Tariffs and Trade"の頭文字をとったものです。
第二次世界大戦後、荒廃した世界経済を復興させ、発展させていくために、国と国との間でモノやサービスを自由に売買できるようにすることを目指して、1948年にGATTは発効しました。これは、特定の国だけが有利になるような貿易協定ではなく、GATTに参加するすべての国々にとって公平な条件で貿易を行うことを目的とした、国際社会における画期的な協定でした。
GATTは、貿易における関税や輸入割当などの障壁を段階的に削減していくことを目指しました。また、加盟国に対して、他の加盟国との間で差別的な扱いを行わない「最恵国待遇」の原則や、国内産業保護のための数量制限の原則的な禁止などを義務付けました。これらの原則に基づき、GATTは、多国間貿易体制の基礎として、その後の世界経済の成長に大きく貢献しました。