通貨供給量

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広義流動性とは? – お金の流れを理解する

- 広義流動性とは経済全体のお金の流れやすさを示す指標が広義流動性です。経済学の専門用語では「マネーストック」や「通貨供給量」とも呼ばれ、経済の動きを測る上で欠かせない要素となっています。イメージしやすいように、川の流れに例えてみましょう。川の水量が豊富であれば、流れは勢いを増し、農業用水や発電など様々な用途に利用することができます。同じように、広義流動性が高い状態、つまり世の中に出回るお金の量が多い状態は、企業が積極的に設備投資や事業拡大を行い、個人が活発に消費活動を行うため、経済全体が大きく成長する力となります。広義流動性はその範囲の広さによって、いくつかの段階に分けられます。銀行の当座預金のように、すぐに現金化できるお金を狭義流動性と呼びます。一方、広義流動性はこれに定期預金や投資信託なども含めた、より広い範囲のお金の量を表します。中央銀行は、この広義流動性を調整することで経済を安定させようとしています。景気過熱時には広義流動性を抑制し、不況時には広義流動性を増加させることで、経済のバランスを保つ役割を担っているのです。
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経済の血液!マネーストックを解説

- マネーストックとは? マネーストックとは、経済全体でどれくらいのお金が出回っているかを示す指標です。簡単に言うと、世の中に出回っているお金の総量のことです。 私たちが日々使っているお札や硬貨はもちろんのこと、銀行預金などもマネーストックに含まれます。銀行預金は、いつでも現金として引き出せるため、実質的には私たちの手元にあるお金と同じように扱うことができるからです。 マネーストックは、「通貨残高」や「通貨供給量」、「貨幣供給量」とも呼ばれ、以前は「マネーサプライ」と呼ばれていました。 マネーストックの増減は、景気や物価に大きな影響を与えます。マネーストックが増えると、市場に流通するお金が増え、企業は設備投資や雇用を拡大しやすくなります。その結果、景気が良くなる傾向があります。一方、マネーストックが減ると、企業の資金繰りが悪化し、設備投資や雇用が縮小する傾向があります。その結果、景気が悪くなる可能性があります。 このように、マネーストックは経済の動きを理解する上で重要な指標の一つです。
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不胎化介入とは?

- 不胎化介入の概要不胎化介入とは、中央銀行が為替相場を安定させるために実施する市場介入の一つです。為替相場は、2国間の通貨の交換比率を指し、輸出入や海外投資など、国際的な取引に大きな影響を与えます。そのため、急激な変動を抑え、安定させることが求められます。中央銀行は通常、自国通貨を売買することで為替介入を行います。例えば、自国通貨高が進み過ぎている場合は、自国通貨を売って、代わりに外貨を買うことで通貨の供給量を増やし、為替相場の下落を促します。しかし、この方法には、国内経済に影響を与えるという側面も持ち合わせています。通貨の供給量が増えると、金利の低下や物価の上昇といった影響が生じる可能性があります。そこで用いられるのが不胎化介入です。不胎化介入は、為替介入と同時に、その影響を打ち消すような公開市場操作を行うことで、国内経済への影響を最小限に抑えながら為替相場を調整する手法です。具体的には、為替介入で自国通貨を売却した場合は、それと同額の国債を買い入れることで通貨の供給量を一定に保ちます。逆に、為替介入で自国通貨を購入した場合は、それと同額の国債を売却します。このように、不胎化介入は、為替相場の安定と国内経済の安定を両立させることを目的とした、中央銀行の高度な金融政策の一つと言えるでしょう。
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家計に影響大!通貨残高を理解しよう

- 通貨残高とは? 通貨残高とは、私たちが日々利用しているお金をはじめ、経済全体に流通しているお金の総量を指します。これは、例えるなら、社会全体を流れる血液のようなもので、経済活動を円滑に進めるために欠かせない要素です。 通貨残高には、私たち個人が銀行に預けている預金や、財布に入っている現金などが含まれます。また、企業が事業活動のために保有している預金なども、もちろん通貨残高の一部です。 この通貨残高は、経済全体にお金がどの程度行き渡っているかを示す重要な指標となり、政府や中央銀行が金融政策を決定する際の判断材料の一つとして用いられています。 例えば、通貨残高が少ない状態では、企業は設備投資や事業拡大に十分な資金を調達することが難しくなり、経済活動が停滞する可能性があります。反対に、通貨残高が多すぎると、物価が上昇しやすくなるインフレーションのリスクが高まります。 このように、通貨残高は経済の安定に深く関わっており、その動向を把握することは、金融政策だけでなく、私たち一人ひとりの経済活動にとっても非常に重要です。