NISA投資で知っておきたい信託報酬の仕組み
投資を始めようとNISA口座の開設を検討している方もいるのではないでしょうか。NISAを利用して投資信託を購入する際、知っておくべき費用の一つに「信託報酬」があります。
投資信託とは、多くの投資家から集めた資金を、専門家が株式や債券などに投資し、その運用益を投資家に分配する金融商品です。この投資信託の運用や管理には、当然ながら費用が発生します。この費用のことを「信託報酬」と呼び、投資信託を保有している間、保有している投資信託の評価額に応じて毎日自動的に差し引かれます。
NISA口座では、通常発生する売買手数料や分配金、売却益にかかる税金が非課税になるという大きなメリットがありますが、信託報酬はNISA口座内でも発生します。
信託報酬は運用会社や販売会社によって異なり、年間で投資信託の純資産総額に対して0.1%から2%程度が一般的です。長期投資になればなるほど、この信託報酬の差は運用成果に影響を与える可能性があります。そのため、投資信託を選ぶ際には、信託報酬だけでなく、運用内容や実績、リスクなどを総合的に判断することが大切です。