金利スワップ

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企業年金の安定運用を目指すLDIとは

- LDIの概要企業年金基金など、加入者に対して将来にわたって年金を支払う義務(年金債務)を持つ機関投資家にとって、年金債務を確実に果たせるように資金を運用することが大変重要です。従来の資産運用は、株式投資などによって大きく値上がり益を狙う手法が主流でした。しかし、このような手法は、短期的な市場の変動に大きな影響を受けてしまい、将来の年金支払いに必要な金額を確実に準備できるという保証はありません。そこで注目されているのがLDI(債務駆動型投資)という考え方です。LDIは、従来のように資産の値上がり益だけを目指すのではなく、将来発生する年金債務の金額と支払時期を予測し、それに合わせて必要な資金を確実に確保できるように資産運用を行います。具体的には、将来の年金債務の支払いに必要な資金を予測し、その金額を賄えるように、国債などの安全資産を中心にポートフォリオを構築します。その際、債券の満期と利回りを調整することで、将来の年金支払いに必要な時期に、必要な金額を確実に受け取れるようにしていきます。LDIは、年金債務の履行を重視した運用手法であるため、短期的な市場の変動に左右されにくく、長期的に安定した運用成績を目指すことができます。企業年金基金のように、長期にわたって安定的に年金を支払い続ける必要がある機関投資家にとって、LDIは有効な資産運用手法と言えるでしょう。
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スワップ取引:将来のキャッシュフローを賢く交換

- スワップ取引とはスワップ取引は、将来発生するお金の流れ、つまりキャッシュ・フローを事前に決めた条件で交換する取引のことを指します。簡単に言うと、将来の不確実な収入と支出を、より確実なものに交換することを目的としています。例えば、ある企業が将来支払う金利の変動リスクを避けたいとします。この場合、スワップ取引を利用することで、変動金利による支払いを固定金利による支払いに変更することができます。具体的には、将来発生する変動金利による支払いと、固定金利による支払いを、あらかじめ決めた条件で別の金融機関と交換する契約を結ぶのです。これにより、将来金利が上昇した場合でも、あらかじめ決めた固定金利で支払いができるため、金利変動リスクを回避することができます。逆に、将来金利が下落した場合には、固定金利の方が高くなってしまう可能性もありますが、リスクを回避できるというメリットは大きいです。スワップ取引は、金利だけでなく、通貨や商品など、さまざまな資産を対象に行われます。企業はスワップ取引を利用することで、将来の収支の不確実性を減らし、財務の安定化を図ることができます。