経済の血液!通貨供給量の役割をわかりやすく解説
- 通貨供給量とは
「通貨供給量」とは、読んで字のごとく、ある時点において社会全体で出回っているお金の総量のことです。
経済活動において、お金は人間の体における血液のような役割を担っています。
私達が日々行う買い物やサービスの利用、企業が行う設備投資や従業員への給与の支払いはもちろんのこと、国が行う公共事業など、あらゆる経済活動はお金の流れによって成り立っていると言えるでしょう。
このお金の流れが滞りなくスムーズに行われるためには、社会全体で適切な量のお金が循環している必要があります。
もし通貨供給量が過剰になると、物の値段全体が上がり続けるインフレーションが発生し、経済活動に悪影響を及ぼす可能性があります。
逆に、通貨供給量が不足すると、企業は資金を借りづらくなり、設備投資や雇用を抑制するため、経済活動が停滞するデフレーションに陥る可能性があります。
このように、通貨供給量は経済活動に大きな影響を与える要素であるため、政府や中央銀行は通貨供給量を適切に管理することで、経済の安定化を図っています。