企業の財務戦略における固定負債の役割
- 固定負債とは
固定負債は、企業が長期的な資金調達のために負う借金のことで、1年以上かけて返済していくものを指します。
企業は、事業を成長させたり、新たな設備を導入したりする際に、多額の資金が必要となることがあります。
このような場合、銀行からお金を借りたり、社債を発行したりするなど、様々な方法で資金を調達します。
そして、その調達した資金のうち、返済期間が1年を超えるものが固定負債に分類されます。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
* 社債企業が投資家に対して発行する債券のこと。
* 転換社債型新株予約権付社債社債の一種で、発行後、一定期間経過後に株に転換できる権利が付与されているもの。
* 長期借入金銀行など金融機関から長期間にわたって借り入れたお金。
固定負債は、企業にとって長期的な資金調達手段として重要な役割を果たしています。
一方で、返済が長期にわたるため、金利の変動リスクなどを考慮する必要があります。