経済の基礎:総供給曲線とは?
- 総供給曲線経済全体を映す鏡
経済活動において、市場に供給されるモノやサービスの量と、その価格の関係を示したものが総供給曲線です。
一般的に、総供給曲線は右肩上がりの曲線として描かれます。これは、価格の上昇と共に、企業がより多くの利益を得られるようになるためです。
例えば、ある商品があるとします。その商品の価格が上昇すると、企業は今まで以上にその商品を販売することで、より多くの利益を得られます。この利益増加は、企業にとって生産活動を拡大する強い動機となり、結果として市場に供給される商品の量は増加します。
逆に、価格が下落すると、企業の収益は減少し、生産活動を縮小せざるを得なくなります。その結果、市場に供給される商品の量は減少します。
このように、総供給曲線は価格の変化に対する経済全体での供給量の反応を示す重要な指標と言えるでしょう。