暮らしと経済の要!日本銀行の役割
- 日本銀行ってどんな銀行?
日本銀行(日銀)は、私たちが毎日利用する銀行とは少し違う役割を持つ、いわば特別な銀行です。
皆さんが普段利用する銀行は、預金を受け付けてお金を貸し出すことで利益を得ていますよね。しかし、日銀は利益を目的とするのではなく、日本の経済全体が安定して成長していくことを一番の目的としています。
例えるなら、日銀は「銀行の銀行」や「政府の銀行」のような存在です。
銀行の銀行として、他の銀行にお金を貸したり、預かったりします。銀行同士で資金が不足した場合でも、日銀が調整役となって円滑な資金の流れを支えているのです。
また、政府の銀行としては、政府の預金や支払いを管理したり、国債の発行や管理なども行っています。
さらに、日銀は「物価の番人」とも呼ばれ、物の値段が大きく変動しないように、お金の量を調整する役割も担っています。
このように、日銀は私たちが直接利用する機会は少ないものの、日本の経済を支えるために重要な役割を担っているのです。