家計を左右する消費者物価指数:CPIとは?
- 消費者物価指数とは消費者物価指数(CPI)は、私たちが日々購入する商品やサービスの価格変動を把握するための重要な経済指標です。 普段の生活で感じる物価の上昇や下降を、具体的な数値で示してくれるため、経済の動向を理解する上で役立ちます。例えば、毎月の食費、洋服代、家賃、電気代、ガス代、水道代、電車やバスなどの交通費、子供の教育費、病院にかかった時の医療費など、生活に欠かせない様々な品目やサービスの価格を調査します。そして、基準となる時点と比較して、それぞれの価格がどのように変化したかを計算し、それらを総合的に分析することで、物価の変動を数値化します。この消費者物価指数は、経済政策の立案にも活用されます。政府や日本銀行は、物価の動向を把握することで、景気の現状を判断し、適切な政策を実施します。 物価が上昇しすぎると、私たちの生活に負担が大きくなってしまいます。逆に、物価が下がりすぎると、企業の収益が減少し、経済活動が停滞する可能性があります。 消費者物価指数は、物価の安定と経済の健全な発展のために欠かせない指標と言えるでしょう。