「D」

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DD:銀行との直接取引で為替を有利に!

- DDとはDDは「ダイレクト・ディーリング」を短くした言葉で、銀行と直接取引を行う外国為替取引のことを指します。通常、私たちが外国為替取引を行う場合は、証券会社のような仲介業者に間に入ってもらいます。しかし、DDの場合は、銀行と直接やり取りするため、仲介手数料が発生しません。この仕組みにより、DDは従来の為替取引と比べていくつかのメリットがあります。まず、仲介手数料がかからないため、コストを抑えて取引できるという点です。手数料は取引のたびに発生するため、特に頻繁に取引を行う人にとっては大きな負担となります。DDではこの手数料を削減できるため、より効率的に資産運用を行うことが可能となります。さらに、DDでは銀行と直接取引を行うため、より有利な為替レートで取引できる可能性があります。仲介業者を挟まない分、スプレッド(売値と買値の差)が狭くなる場合があり、その分、有利なレートで取引できることがあります。ただし、DDは誰でも利用できるわけではなく、ある程度の取引量や資産規模が求められる場合が一般的です。また、銀行との直接取引となるため、ある程度の金融知識や経験も必要となります。DDを利用する際は、事前にしっかりと内容を理解しておくことが大切です。
経済の用語

経済の基礎指標:DI(国内所得)とは?

- 国内所得(DI)とは国内所得(DI)は、ある一定期間内に、国全体で新しく生み出された所得の合計額を示す経済指標です。簡単に言うと、国内で経済活動を通して、企業や個人がどれだけの収入を得たのかを測る指標と言えるでしょう。日本では、1年間を対象として計算されます。DIは、国内の経済規模や成長力を知る上で欠かせない指標であり、国内総生産(GDP)と深い関連があります。GDPが生産面から経済規模を表すのに対し、DIは分配面から経済規模を測る指標と言えます。つまり、新たに生み出された付加価値が、賃金や利潤などとして、どのように国民に分配されたのかを示しているのです。具体的には、DIは企業の営業余剰、雇用者報酬、財産所得などを合算して算出されます。これらの要素は、経済活動によって生み出された付加価値が、それぞれの経済主体にどのように分配されたのかを表しています。このように、DIは国民全体の所得水準を把握する上で重要な指標となるため、経済政策の立案や評価にも広く活用されています。
経済の用語

将来価値を今に引き寄せるDCFのススメ

「今すぐ100万円もらえる」のと「1年後にもらうのと」、どちらが良いかと聞かれたら、多くの人が「今すぐ」と答えるのではないでしょうか。これは、単にすぐに使えるからというだけでなく、「お金の時間的価値」という考え方が根底にあります。 お金の時間的価値とは、同じ金額のお金でも、今持っている方が将来受け取るよりも価値が高いという考え方です。今すぐ受け取ったお金は、銀行に預けて利息を得たり、投資に回して利益を生み出したりすることができます。つまり、時間をお金に働かせることで、将来の価値を増やすことができるのです。 このお金の時間的価値を考慮した評価方法がDCF(割引キャッシュフロー)です。DCFは、将来発生するキャッシュフローを、一定の割引率を用いて現在の価値に割り引くことで評価を行います。将来のキャッシュフローが同じでも、割引率が高い(時間的な価値が低い)ほど、現在の価値は低くなります。 例えば、1年後に100万円を受け取れるとします。金利が5%の場合、今95万2380円を預けておけば、1年後には100万円になります。つまり、1年後の100万円は、現在の価値でいうと約95万2380円に相当するということです。このように、DCFを用いることで、将来のお金の価値を現在の価値で正しく評価することができます。
その他

将来設計の要!確定拠出年金(DC)を理解しよう

- 確定拠出年金とは確定拠出年金(DC)は、老後の生活資金を準備するための年金制度の一つです。従来の年金制度とは異なり、将来受け取る年金額があらかじめ決まっているのではなく、加入者自身が運用しながら老後資金を積み立てていくという特徴があります。毎月の掛金は加入者自身で決定し、金融機関が用意した様々な投資商品の中から、自分のリスク許容度やライフプランに合わせて自由に選択することができます。運用によって得られた利益は非課税で再投資されるため、長期的な資産形成に有利です。確定拠出年金には、企業が従業員のために導入する企業型確定拠出年金と、個人で加入する個人型確定拠出年金(iDeCo)の2種類があります。どちらの制度も、掛金が所得控除の対象となるなど、税制上の優遇措置が設けられています。確定拠出年金は、運用成果によって将来の受取額が変動するというリスクはありますが、自ら老後の資産形成に取り組むことができるという点で、従来の年金制度にはないメリットがあります。ライフプランに合わせて適切に運用することで、ゆとりある老後を実現するための有効な手段となりえます。
経済の用語

家計の豊かさを見る指標DDIとは?

- 国内可処分所得(DDI)とは?国内可処分所得(DDI)とは、私たち国民全体が自由に使えるお金の総額を示す指標です。経済の動きや、国民一人ひとりの暮らし向きを把握する上で、重要な役割を担っています。それでは、DDIはどのように算出されるのでしょうか。まず、国内の生産活動によって生み出された所得である「国内所得(DI)」を考えます。ここから、企業が将来のために積み立てておくお金である「内部留保」を差し引きます。一方、政府から支給される年金や生活保護などの「社会保障給付金」といった、国民への所得の移転は、プラス要素として加算されます。 これらの要素を総合的に勘案することで、最終的なDDIが算出されるのです。DDIは、経済全体の動向を映し出す鏡と言えます。DDIが増加するということは、それだけ国民の懐が温かくなり、消費や投資に回せるお金が増えることを意味します。その結果、企業の業績が向上し、新たな雇用が生まれるなど、経済全体が活性化する効果が期待できます。反対に、DDIが減少すれば、消費が冷え込み、経済活動は停滞する可能性があります。このように、DDIは、私たちの暮らしと経済の将来を占う上で、非常に重要な指標と言えるでしょう。
経済の用語

企業成長を支えるDBJの役割

- DBJとはDBJは、正式名称を株式会社日本政策投資銀行といい、国民の税金を元に運営されている政府系金融機関の一つです。2008年10月1日に、それまで日本経済の成長を支えてきた、日本開発銀行と北海道東北開発公庫が統合して発足しました。 DBJは、民間金融機関だけでは対応が難しい、規模が大きく、または専門性の高い事業に対して、長期的な視点に立って、資金の融資や株式への投資を行っています。 その事業領域は、都市開発やインフラ整備、環境問題への対応、中小企業の育成、科学技術の振興など、多岐にわたります。 DBJは、単に資金を提供するだけでなく、事業計画の策定や経営改善のアドバイスなど、コンサルティング業務も行っています。 このように、DBJは、金融面と経営面の両方から、日本の経済や産業の発展に貢献することを目指しています。
その他

将来設計の要!確定給付企業年金とは?

- 確定給付企業年金とは 確定給付企業年金とは、会社が従業員の退職後の生活を保障するために導入する年金制度の一つです。 将来受け取ることができる年金額があらかじめ決まっている点が特徴で、毎月の給与や会社での勤務年数に基づいて計算されます。 この年金制度では、会社が年金の運用を行い、その運用成績に関わらず、あらかじめ決められた金額が従業員に支払われます。 つまり、老後の生活設計が立てやすいという大きなメリットがあります。年金を受け取るまでの間、会社が責任を持って年金を運用してくれるため、安心して老後に備えることができます。 確定給付企業年金は、主に大企業や公務員など、安定した収入と長期雇用が見込まれる職場において導入されているケースが多いです。 企業にとっては、従業員の退職後の生活を保障することで、従業員のモチベーション向上や優秀な人材の確保といった効果が期待できます。