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意外と知らない? 為替用語「ケーブル」の由来

投資の世界では、様々な専門用語が使われており、特に為替取引は独特の言い回しが多いことで知られています。初心者の方であれば、「ケーブル」という言葉を聞いても、何のことか見当もつかないのではないでしょうか。しかし、為替取引の世界では、「ケーブル」はごく当たり前に使われている言葉なのです。 「ケーブル」とは、具体的には英ポンドと米ドルの為替レートのことを指します。では、なぜ「ケーブル」と呼ばれるようになったのでしょうか?それは、19世紀半ばにまで遡ります。当時、イギリスとアメリカの間には、為替レートを伝えるための海底ケーブルが敷設されていました。このケーブルを通じて、英ポンドと米ドルの為替レートがリアルタイムで伝送されていたことから、「ケーブル」という言葉が、この通貨ペアのニックネームとして定着したと言われています。 現在では、インターネットの普及により、海底ケーブルを通じて為替レートが伝えられることはなくなりました。しかし、「ケーブル」という言葉は、現在でも英ポンド/米ドルの為替レートの代名詞として、世界中のトレーダーの間で広く使われています。為替取引の世界に触れる機会があれば、ぜひこの言葉の由来を思い出してみてください。