投資信託の運用指図とは?
- 運用指図の基礎知識
投資信託で資産運用を行う際、運用会社は投資家から預かった大切なお金をどのように運用するかを決める必要があります。その指針となるのが「運用指図」です。
投資信託は、多くの投資家から集めた資金をまとめて専門家である運用会社が運用し、その成果を投資家に還元する金融商品です。しかし、投資家によって資産の状況や運用で求めるものは異なります。例えば、若いうちは積極的にリスクを取って高い収益を目指したいという人もいれば、老後の生活資金など大切な資産は減らしたくないという人もいるでしょう。
そこで、運用指図が登場します。これは、投資家であるあなたが、資産運用の方向性を運用会社に具体的に指示することを意味します。預けたお金をどのように運用するのか、株式や債券の比率、投資する地域や分野などを決めることができます。
運用指図は、いわば資産運用という航海の羅針盤のようなものです。あなたの投資目標やリスク許容度を踏まえ、最適なポートフォリオを構築していくために重要な役割を担っています。