投資判断の羅針盤:IPSとは?
- IPSの概要投資信託や保険商品など、お金を運用する金融商品は世の中に数多く存在します。
しかし、商品ごとに運用報告書の内容や形式が異なっていると、私たち投資家にとって、どの金融機関の運用成績が良いのかを比較するのが難しいという問題がありました。
そこで、金融機関の運用成績を分かりやすく、そして比較しやすくするために作られたのが「投資信託協会統一基準(IPS)」です。
IPSは、いわば金融商品の「成績表」を統一するルールと言えるでしょう。
この基準に従って作成された運用報告書を見ることで、私たちは、異なる金融機関の商品であっても、運用成績を横並びで比較することができるようになります。
例えば、過去1年間のリターンやリスク、保有している資産の内訳などが、統一されたフォーマットで記載されるため、商品選びの際に非常に役立ちます。
IPSの導入によって、金融機関の透明性が高まり、私たち投資家は、より納得感を持って金融商品を選ぶことができるようになりました。
金融商品を選ぶ際には、IPSに基づいて作成された運用報告書をしっかりと確認し、自身の投資目標やリスク許容度に合った商品を選びましょう。