
外貨預金のアスクとは?
外貨預金は、円ではなくアメリカ合衆国ドルやユーロといった外国のお金で預金をする金融商品です。円預金とは異なり、預け入れ時や、預けたお金を円に戻す際には、円と外貨の交換が必要となります。この際に重要となるのが為替レートです。
為替レートは、銀行が提示する売値と買値によって決まります。 売値は、銀行が顧客に外貨を売る際のレートで、買値は、銀行が顧客から外貨を買う際のレートです。当然ながら、銀行は利益を得るために、売値を買値よりも高く設定しています。この売値と買値の差を「為替手数料」と呼びます。
例えば、1ドル=100円の時に10万円をドル預金する場合、銀行の提示する売値が1ドル=100.5円だとすると、預け入れられるドルは10万円 ÷ 100.5円/ドル ≒ 995.02ドルとなります。このように、円預金とは異なり、為替レートによって預け入れ時の金額が変わることが外貨預金の特徴です。
外貨預金は、円預金に比べて金利が高い場合が多いですが、為替レートの変動によって元本割れのリスクも伴います。外貨預金を始める際には、これらの特徴を理解した上で、慎重に検討する必要があります。