投資家保護の守護神!SECってどんな機関?
アメリカ合衆国では、「証券取引委員会」、英語の略称でSECと呼ばれる政府機関が、証券取引の監視役を担っています。
日本で言うならば、金融庁の証券取引等監視委員会に相当する機関です。
私たちが投資を行う際、株式や債券など、様々な種類の証券を目にします。
これらの証券が、市場で適切に取り扱われているか、不正が行われていないかを監視するのがSECの重要な役割です。
具体的には、企業が投資家を募る際に作成する「有価証券届出書」を審査し、虚偽の内容が含まれていないか、投資家にとって重要な情報が適切に開示されているかを厳しくチェックしています。
また、証券取引所や証券会社に対しても、法令に違反する行為や不正が行われていないか、定期的に検査を行ったり、必要に応じて調査を行ったりしています。
SECは、いわば投資家にとって安心できる市場環境を守る「番人」のような存在です。
投資家一人ひとりが安心して取引できるよう、市場の透明性と公正性を確保するために重要な役割を果たしていると言えるでしょう。