世界が注目する企業格付け!S&Pとは?
- S&Pってどんな会社?S&Pとは、「スタンダード・アンド・プアーズ」という正式名称を持つ、アメリカに本社を置く金融情報サービス会社のことです。世界三大格付け機関の一つとして広く知られており、企業や政府が発行する債券の信用度を評価し、その結果をアルファベットで表す「格付け」を行っています。では、債券の格付けとは具体的にどのようなものでしょうか? 企業や政府は、事業に必要な資金を調達するため、投資家に対して債券を発行することがあります。この時、投資家はその債券がどれくらい安全なのか、つまり将来にわたってきちんと利息が支払われ、元本も返済されるのかを知りたいと考えます。そこでS&Pのような格付け機関が、発行体の財務状況や事業内容などを分析し、債券の信用度を評価するのです。S&Pは、AAAからDまでのアルファベットを用いた記号で債券の信用度を表します。AAAが最も信用度が高く、Dは債務不履行の状態を表します。この格付けは、投資家にとって非常に重要な投資判断材料となります。なぜなら、信用度の高い債券は、低い債券に比べて利息が低くなる傾向があるからです。S&Pは、債券の格付け以外にも、株式指数や投資分析レポートなど、様々な金融情報を提供しています。これらの情報は、世界中の投資家や金融機関にとって欠かせないものとなっています。